読書家さんがおすすめする「書店・出版業界が舞台の小説」特集

2023/04/04

特集

2022年12月頃に、読書メーターでアンケート&投票を実施した、本好きにはたまらない、本好きがおすすめする書店・出版業界が舞台の小説、上位15作品を 得票数とおすすめコメントの抜粋を一緒に紹介します。

また、投票数が少ない作品の中から掘り出しもの作品として9作品もあわせてご紹介。

ぜひチェックしてみてください♪

結果発表

ミュゲ書房(伊藤 調)

ミュゲ書房(伊藤 調)

伊藤 調

得票数:164票

みんなの感想
ミュゲ書房に雇ってほしいと本気で思うほど素敵な書店です。
新人作家さんでここまで惹きつけられ、北海道が舞台、人と書店の再生、もう応援せずにいられません!
本を作ること、本が読者に届くまでの詳細や苦労がリアルに描かれていて読む者を惹きつける。
クローバー・レイン(大崎 梢)

クローバー・レイン(大崎 梢)

大崎 梢

得票数:66票

みんなの感想
編集者という仕事を教えてくれた優しい作品
本を手にとって読むことのできる幸せをまさしく実感させてくれるとっても良い作品。細部にまで本への愛が溢れている。
何より作中に出て来た作品を読んでみたいなぁと思わせたのが一番の魅力なのかなぁ
舟を編む(三浦 しをん)

舟を編む(三浦 しをん)

三浦 しをん

得票数:555票

みんなの感想
辞書を編む人々の膨大な知識、謙虚さ、努力や人間らしさに圧倒されつつ温かな気持ちになる。
作中長い年月をかけて「完成」した1冊は、作中に登場する全てのひとにとっての「幸い」の結晶となった。物語の中でくらい、こんな完璧な幸せを味わいたくて、折りに触れて読み返す1冊である。
最高です。辞書を舞台にこんなにワクワクさせられるとは思ってもみませんでした。
桜風堂ものがたり(村山 早紀)

桜風堂ものがたり(村山 早紀)

村山 早紀

得票数:160票

みんなの感想
本好きなら誰もが共感できると思う。本が売れない時代に本を愛し守る人たちを大切にしたいと改めて感じられる。
とても迷うのですが、一番は、桜風堂ものがたりです。優しい気持ちになれて、心が温かくなります。
現在厳しい環境にある紙本が制作並びに本屋として奮闘するところで、人との付き合いと誠意が印象的でした。
校閲ガール シリーズ(宮木 あや子)

校閲ガール シリーズ(宮木 あや子)

宮木 あや子

得票数:169票

みんなの感想
本当に素敵な素晴らしい本です。夢中になれる幸せに感謝しかありません。周りの友人知人に薦めまくり、100%感謝されました!
本を作る側の大変な苦労がわかり、読む楽しみ方が増えました。
地味で表に出ることのない校閲という大切なお仕事を絶妙なキャラ立てで描いたエンタメ小説。お仕事小説としてだけでなく、ミステリ要素もあってとても楽しめるシリーズ
成風堂書店事件メモ シリーズ(大崎 梢)

成風堂書店事件メモ シリーズ(大崎 梢)

大崎 梢

得票数:117票

みんなの感想
本や本屋が好きな方に是非オススメしたい!
大崎梢さんの成風堂書店シリーズを読んで、本にまつわる物語が好きになりました。
書店ミステリーで爽やかさを感じる作品です
本屋さんのダイアナ(柚木 麻子)

本屋さんのダイアナ(柚木 麻子)

柚木 麻子

得票数:176票

みんなの感想
身に覚えのある感情が満載で、胸が痛くなったり熱くなったり、忙しかったです。でも、本を通じて人は成長できるんだという事を改めて感じました。
何度読んでも出会えて良かったと思える作品。二人の成長に胸を打たれます。
女の子の友情と本をめぐるテッパンの名作。
店長がバカすぎて シリーズ(早見 和真)

店長がバカすぎて シリーズ(早見 和真)

早見 和真

得票数:182票

みんなの感想
出版社と書店との攻防・ドタバタ劇が面白く、物申す主人公に共感や人間味を感じられ好感が持てる。
主人公に感情移入ができるかと思えばアハ体験もできるおもしろミステリー!
薄給、ノルマ、ブラックな部分も赤裸々に書かれていながら書店員の魅力も充分伝わった。
彼方の友へ(伊吹 有喜)

彼方の友へ(伊吹 有喜)

伊吹 有喜

得票数:126票

みんなの感想
最近読んで大好きになった本。良さは読めばわかる!
涙無しでは読めない傑作
戦争に負けない雑誌編集者の姿に心を打たれる。極限状態でも読者に雑誌を届ける心意気は読者にも伝わる。それが現在にも伝えられている。出版の根源的な役割を知ることができる。
書店ガール(碧野 圭)

書店ガール(碧野 圭)

碧野 圭

得票数:173票

みんなの感想
本への愛だけでは済まない、職場としての書店のリアルが描かれています。でも、書店っていいなと思わされるお話です。
ないものねだりではなく、らしさで勝負することの大切さを教えてくれた本
一作目を読み出すとシリーズ全冊を読んでしまうこと間違いなし
金曜日の本屋さん シリーズ(名取佐和子)

金曜日の本屋さん シリーズ(名取佐和子)

名取佐和子

得票数:85票

みんなの感想
読書好きの人の背中を押してくれる
金曜堂のメンバーが驚くほど悲しい過去を持っているけれど、それでも今皆で一つの書店を経営していることがそれぞれの希望的答えというか生き方を表しているのが感動的
金曜日の本屋さんで紹介される本がどれも面白いんです。
本のエンドロール(安藤 祐介)

本のエンドロール(安藤 祐介)

安藤 祐介

得票数:117票

みんなの感想
素晴らしかったです。知らないことだらけでしたが、この本を読んでから更に本への気持ちが深くなりました
膨大な作業の上に出来上がる一冊の本。奥付けに載らない人たちの想い、葛藤などが描かれていて胸が熱くなった。本が好きな人たちには是非読んでほしい一冊
電子書籍への見方が変わりました。色々な視点からの本への愛情が感じられた本です。一冊一冊がいとおしくなる作品
ビブリア古書堂の事件手帖 シリーズ(三上 延)

ビブリア古書堂の事件手帖 シリーズ(三上 延)

三上 延

得票数:266票

みんなの感想
実在する本を題材にしたミステリという、本愛の賜物のような作品。面白いです。
古書好きが登場し、古書にまつわる展開にひかれます。
古本の知識を駆使した、古本を偏愛する人々のお話。主人公は活字が苦手なので、読者も置いていかない雰囲気です。いや、ちょっと置いてかれるかも
騙し絵の牙(塩田 武士)

騙し絵の牙(塩田 武士)

塩田 武士

得票数:63票

みんなの感想
脳内で大泉洋さんが動き回ってくれるし、「本」というものが商業の流れに乗っている物である事、でもやはり深く愛情が注がれている物である事を再確認できて、ますます本が好きになったのでお勧め
出版業界の厳しい状況がリアルに描かれていて、その中で抗い続ける先にあった意外な結末がなかなか印象的な物語
自分の知らない世界を見せてくれた
平台がおまちかね(大崎 梢)

平台がおまちかね(大崎 梢)

大崎 梢

得票数:121票

みんなの感想
ネットは便利だけど、やっぱり、本屋さんが好きだなと思えた作品。インクの匂いのする本屋にまた行きたい。
なかなか本を読まない人にもぜひ読んでほしい。読書が好きになると思う。
成風堂書店事件メモ シリーズとのリンクも楽しい

掘り出し作品

得票数は上位ではないけれど複数票を集めた作品!どの作品も本への愛にあふれています。

チャリング・クロス街84番地(ヘレーン・ハンフ)

チャリング・クロス街84番地(ヘレーン・ハンフ)

ヘレーン・ハンフ

飲めば都(北村 薫)

飲めば都(北村 薫)

北村 薫

雨ときどき、編集者(近江泉美)

雨ときどき、編集者(近江泉美)

近江泉美

最近、空を見上げていない(はらだ みずき)

最近、空を見上げていない(はらだ みずき)

はらだ みずき

次回作にご期待下さい(問乃 みさき)

次回作にご期待下さい(問乃 みさき)

問乃 みさき

昼田とハッコウ(山崎 ナオコーラ)

昼田とハッコウ(山崎 ナオコーラ)

山崎 ナオコーラ

定価のない本(門井 慶喜)

定価のない本(門井 慶喜)

門井 慶喜

風の影 シリーズ(カルロス・ルイス・サフォン)

風の影 シリーズ(カルロス・ルイス・サフォン)

カルロス・ルイス・サフォン

本屋さんのルビねこ(野中 柊)

本屋さんのルビねこ(野中 柊)

野中 柊

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