【特集】2025年 本屋大賞ノミネート作品が発表されました!

2025/02/07

特集 本屋大賞



2025年2月3日(月)に本屋大賞ノミネート作品が発表されました!
全国の書店員に選ばれた10作品のあらすじ、そして読書メーターでのレビューをぜひチェックしてみてください。

【目次】

本屋大賞とは?

NPO法人 本屋大賞実行委員会が2004年に設立。書店(オンライン書店含む)で働く書店員が選ぶ、新刊書の文学賞です。書店員は過去1年間に発刊された書籍を対象に、読んで「面白い!」「売りたい!」と思った本に投票します。

2025年 本屋大賞のスケジュール

  • 2025年2月3日(月) ノミネート作品発表・2次投票スタート
  • 2025年4月9日(水) 大賞作品の発表!発掘部門・翻訳小説部門の結果も発表

2025年 ノミネート10作品

作品一覧

  • 『アルプス席の母』早見 和真(小学館)
  • 『カフネ』阿部 暁子(講談社)
  • 『禁忌の子』山口 未桜(東京創元社)
  • 『恋とか愛とかやさしさなら』一穂 ミチ(小学館)
  • 『小説』野崎 まど(講談社)
  • 『死んだ山田と教室』金子 玲介(講談社)
  • 『spring』恩田 陸(筑摩書房)
  • 『生殖記』朝井 リョウ(小学館)
  • 『成瀬は信じた道をいく』宮島 未奈(新潮社)
  • 『人魚が逃げた』青山 美智子(PHP研究所)

作品のあらすじ・詳細

アルプス席の母

アルプス席の母

早見 和真

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【あらすじ】
秋山菜々子は、神奈川で看護師をしながら一人息子の航太郎を育てていた。湘南のシニアリーグで活躍する航太郎には関東一円からスカウトが来ていたが、選び取ったのはとある大阪の新興校だった。声のかからなかった甲子園常連校を倒すことを夢見て。息子とともに、菜々子もまた大阪に拠点を移すことを決意する。不慣れな土地での暮らし、厳しい父母会の掟、激痩せしていく息子。果たしてふたりの夢は叶うのか!?

カフネ

カフネ

阿部 暁子

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【あらすじ】
法務局に勤める野宮薫子は、溺愛していた弟が急死して悲嘆にくれていた。弟が遺した遺言書から弟の元恋人・小野寺せつなに会い、やがて彼女が勤める家事代行サービス会社「カフネ」の活動を手伝うことに。弟を亡くした薫子と弟の元恋人せつな。食べることを通じて、二人の距離は次第に縮まっていく。

禁忌の子

禁忌の子

山口 未桜

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【あらすじ】
救急医・武田の元に搬送されてきた、一体の溺死体。その身元不明の遺体「キュウキュウ十二」は、なんと武田と瓜二つであった。彼はなぜ死んだのか、そして自身との関係は何なのか、武田は旧友で医師の城崎と共に調査を始める。しかし鍵を握る人物に会おうとした矢先、相手が密室内で死体となって発見されてしまう。自らのルーツを辿った先にある、思いもよらぬ真相とは――。

恋とか愛とかやさしさなら

恋とか愛とかやさしさなら

一穂 ミチ

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【あらすじ】
カメラマンの新夏は啓久と交際5年。東京駅の前でプロポーズしてくれた翌日、啓久が通勤中に女子高生を盗撮したことで、ふたりの関係は一変する。「二度としない」と誓う啓久とやり直せるか、葛藤する新夏。啓久が”出来心”で犯した罪は周囲の人々を巻き込み、思わぬ波紋を巻き起こしていく。

小説

小説

野崎 まど

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【あらすじ】
五歳で読んだ『走れメロス』をきっかけに、内海集司の人生は小説にささげられることになった。複雑な人間の昇華体であり、人の心を掴んで離さない、人の心が作り出した物語の結晶。そこには望むもののすべてがあった。十二歳になると、内海集司は小説の魅力を共有できる生涯の友・外崎真と出会う。二人は小説家が住んでいるというモジャ屋敷に潜り込む。そこでは好きなだけ本を読んでいても怒られることはなく、小説家・髭先生は二人の小説世界をさらに豊かにしていく。しかし、その屋敷にはある秘密があった。

死んだ山田と教室

死んだ山田と教室

金子 玲介

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【あらすじ】
夏休みが終わる直前、⼭⽥が死んだ。飲酒運転の⾞に轢かれたらしい。⼭⽥は勉強が出来て、⾯⽩くて、誰にでも優しい、2年E組の⼈気者だった。2学期初⽇の教室は、悲しみに沈んでいた。担任の花浦が元気づけようとするが、⼭⽥を喪った⼼の痛みは、そう簡単には癒えない。席替えを提案したタイミングで、スピーカーから⼭⽥の声が聞こえてきた。騒然となる教室。死んだ⼭⽥の魂は、どうやらスピーカーに憑依してしまったらしい。今の⼭⽥に出来ることは、話すことと聞くことのみ。〈俺、2年E組が⼤好きなんで〉。声だけになった⼭⽥と、2年E組の仲間たちの不思議な⽇々がはじまったーー。

spring

spring

恩田 陸

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【あらすじ】
自らの名に無数の季節を抱く無二の舞踊家にして振付家の萬春(よろず・はる)。少年は八歳でバレエに出会い、十五歳で海を渡った。同時代に巡り合う、踊る者 作る者 見る者 奏でる者――それぞれの情熱がぶつかりあい、交錯する中で彼の肖像が浮かび上がっていく。彼は求める。舞台の神を。憎しみと錯覚するほどに。

生殖記

生殖記

朝井 リョウ

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【あらすじ】
とある家電メーカー総務部勤務の尚成は、同僚と二個体で新宿の量販店に来ています。体組成計を買うため――ではなく、寿命を効率よく消費するために。この本は、そんなヒトのオス個体に宿る◯◯目線の、おそらく誰も読んだことのない文字列の集積です。

成瀬は信じた道をいく

成瀬は信じた道をいく

宮島 未奈

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【あらすじ】
成瀬の人生は、今日も誰かと交差する。「ゼゼカラ」ファンの小学生、娘の受験を見守る父、近所のクレーマー主婦、観光大使になるべく育った女子大生……。個性豊かな面々が新たに成瀬あかり史に名を刻む中、幼馴染の島崎が故郷へ帰ると、成瀬が書置きを残して失踪しており……!?読み応え、ますますパワーアップの全5篇!

人魚が逃げた

人魚が逃げた

青山 美智子

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【あらすじ】
ある3月の週末、SNS上で「人魚が逃げた」という言葉がトレンド入りした。どうやら「王子」と名乗る謎の青年が銀座の街をさまよい歩き、「僕の人魚が、いなくなってしまって……逃げたんだ。この場所に」と語っているらしい。彼の不可解な言動に、人々はだんだん興味を持ち始め――。そしてその「人魚騒動」の裏では、5人の男女が「人生の節目」を迎えていた。12歳年上の女性と交際中の元タレントの会社員、娘と買い物中の主婦、絵の蒐集にのめり込みすぎるあまり妻に離婚されたコレクター、文学賞の選考結果を待つ作家、高級クラブでママとして働くホステス。銀座を訪れた5人を待ち受ける意外な運命とは。

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